社会保険労務士の資格を取ると、2種類の働き方を選択することができます。
ひとつは私のように会社に勤務しながらその資格を活かしていく勤務社労士。
もうひとつが開業社労士です。
私の勤務先のように、社内に社労士などの専門知識を持つ人間がいる場合は、その人間が社会保険の手続きや助成金などの申請手続きなどを行いますが、会社によっては社内にそのような人材がいない場合が考えられます。
そんなときに活躍するのが、開業社労士なのです。
現在、3万人余りの社労士がいる中で、勤務社労士は全体の3分の1ほど。
特に女性は企業に勤務している人が多いと言われています。
勤務社労士の場合の年収は、当然ながら会社員の年収とほぼ同等です。
会社によっては、社労士の資格を持っている社員の方が少し年収が上がる場合もあるとは思いますが、私の会社の場合は同期の社員とほぼ同じ年収のようです。
それでは、開業社労士の方はどうでしょうか。
現在、勤務社労士として働いている私も、将来開業することを想定して、開業社労士さんの年収などについて調査してみました。
開業している場合、報酬の種類は以下の3つになります。
現在、これらの報酬金額は自由化されていますが、以前は全国社会保険労務士連合会で報酬基準が定められており、それを元に各都道府県の社会保険労務士会が報酬額を決めていました。
現在でも、多くの社労士さんはこの基準額を元に報酬を決めてらっしゃるようですので、参考までこの基準額をご紹介しますと……
例えば、従業員数が20人以上30人未満の企業の顧問報酬は、月額5万円。
50人以上70人未満の場合は月額8万円となっていました。
顧問報酬は毎月の固定収入につながりますので、顧問報酬が多い社労士ほど年収が高くなる傾向にあると思います。
そのような社労士さんの場合、年収1000万円台の方も多くいらっしゃると聞きますが、平均は400~800万円程度と言われています。
開業して2年で300万円、5年で500万円ぐらいの年収になるのが平均的で、それ以下の場合も多く、この時点では普通のサラリーマンとあまり変わらない額ですね。
ほかの資格と同様、社会保険労務士も資格取得だけでは高収入につながらず、営業努力が肝心となるようです。